『アイノカタチ』- 孤独だった私に手を差し伸べてくれた人がいた。 それぞれの思い出を抱えて私は生きてゆく ~♡

243/379
前へ
/379ページ
次へ
243  大体温泉地などは、宿から専用の送迎バスが出てるもんなンだけど たまたま待ち時間があって、それならタクシーをと思ったのだが 百瀬が折角だからきれいな風景を歩きながら見たいと言い出して そぞろ歩きを決行した。  自然豊かなところなので、美しい自然を背景に歩き甲斐があった。   なんだかんだ言って、1人より2人、そんなに話を弾ませながら 歩いたわけじゃないけど、時々ぼそぼそっと話しながら歩いて 目的の店に到達していた。  道連れは頼もしい存在だ。  店に入る時も、少しもひるまず入れたしな。  自分でもわかってる。  特に芽衣絡みだとよけいに、だ。  俺のヘタレ具合が発動されるのだ。   125
/379ページ

最初のコメントを投稿しよう!

116人が本棚に入れています
本棚に追加