♡:。.孤独だった私に手を差し伸べてくれた人がいた。―― それぞれの思い出を抱えて私は生きてゆく ――。:♡『アイノカタチ』はいろいろ♡-23-

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373 「万寿さんごめんなさい、、まだ剛さんが亡くなって日も浅いのに」 「薫くんは芽衣ちゃんがうちの剛と出会う前から大切な人 だったんだから。  剛よりも先に芽衣ちゃんにとって大切な人になってた人だろ?  気にしなくていいよ。  生きて剛はこの先芽衣ちゃんを幸せにできないんだし 生きてた頃だって剛は芽衣ちゃんだけじゃなくて薫くんの幸せも願ってた からね。    怒んないと思うわよ・・というより、真由を託せるから喜ぶと思う。  いい子だもの、薫くん。  芽衣ちゃんと真由を幸せにしてくれるよ。    私にはわかる。  芽衣ちゃんも薫くんもいい子たちだって剛が生前そう言ってた。  ふたりは幸せにならなきゃけない、って。  幸せにしてやりたいんだって言ってたから、大丈夫。  私だってこうやって芽衣ちゃんに気に掛けてもらって幸せだもの。  こっちがお礼言わなきゃ、だわ。  いつもありがとうね、芽衣ちゃん」 「万寿さん・・」 198-2
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