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人は機械のように完璧ではない。不完全だからこそ成長できる。しかし、愚かだ。
その愚かさが、今の地球の有様である。
人類が何度も崩壊と再構築を繰り返してきた文明は、今は知能を持ったAIたちの物になっている。
無常なる悠久の中で変化してきた地球の環境を壊し、適応できなくなったからだ。
農薬という殺虫剤もあるが、家庭用でもスプレー式などがある。その殺虫剤や除草剤を 疑問を持たずに使う人は多い。
人間達が出した有害物質が 風に乗って空を渡り飛散する様は 殺虫剤を噴射した時を連想し、人間が殺虫剤を浴びる虫螻のようである。
まるで因果応報…と呼ぶのは大袈裟だろうか。
人間の他、生き物にとって、有害なものを 人が「毒」と呼んだ。
地球は毒と呼ぶものを含んでも変わらない。銀河系の中に存在し、輝いている。
変わるのは生態系だけである。絶滅する種と、変化して適応して行く種。
人間は毒を作り出した他に、機械も作った。その機械に人工知能を持たせた理由は、私には わからない。
幼子のような好奇心からなのか、
便利そうだという安易な考えからか、
意図があったのか。
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