9350人が本棚に入れています
本棚に追加
「きゃっ」
「やっぱり生足か」
ストッキングは出かけに履こうと思っていたのがあだとなった。肌触りを堪能するようにゆっくりと素足を上って来た手が、付け根にたどり着く。内ももにきゅっと力を入れて侵入を防ごうとしたが、彼の手は予想を裏切りショーツの脇から滑り込んできた。
「やっ」
「もう濡れてる。期待してたのか?」
「ちがっ」
「昨夜は疲れているだろうと遠慮しておいたけど、余計なお世話だったかな」
かぁっと顔に熱が集まる。たったひと晩空いただけで、私が欲求不満みたいに言うのはやめてほしい。その前夜、私が意識を飛ばすまで容赦なく責め立てたのは誰だと思っているのだろう。
なにくわぬ顔の彼にひと言もの申そうと口を開きかけたとき、太ももを両側に割り開かれた。
ショーツのクロッチを横からグイっと開かれ、生温かくぬめるものが淡い茂みを分け入ってきた。甲高い嬌声が飛び出しそうになるのを、手で口を覆ってどうにかこらえる。そうしている間に彼の舌は花弁に隠された芽を見つけ出し、そっと羽根でくすぐるように撫でる。
「んあぁっ……」
「真っ赤に熟れて固くなってる。体は正直だな。こうされるのを待ってたんだろう?」
燃えるように熱くなった顔を、必死に左右に振る。
なんでこんなことに……。
私が家を出る時間はほとんど毎日同じなので、こんなことをしている時間はないと彼も知っているはずだ。今日はただでさえ朝ご飯とお弁当もあるのだ。
なんとか彼を止めようと彼の頭を両手で押したがびくともしない。
「あっ、あぁ……っ」
ジュウっと音を立てて秘芽を吸われ、腰をビクビクと跳ねさせながらあっけなく達した。
最初のコメントを投稿しよう!