4.あの夜の続き***

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「こら、そんなに締め付けるなよ、やばいから」 「え!」 「ほら、早く呼んで」  うながすように腰を軽く振られ、「あんっ」と口から声が漏れる。 「け……圭吾」 「はあ……たまらないな。最高にかわいいよ、奥さん」  私をぎゅっと抱き締めた彼が、そのまま腰を激しく振り始める。  肌と肌がぶつかる音とかき混ぜられる粘液の音が、広い和室に絶え間なく響きわたる。  キングサイズのベッドの上で、蒸れた空気と淫猥な音が混ざり合う。 「香子、かわいい」 「あふっ……んぁっ、やっ……そんなにしちゃ、また……」 「何度でも()ったらいい――と言いたいとこだけど、俺ももう……いいか? 奥さん」  頭を二度縦に振ると、待ってましたとばかりに抽挿が一気に速まる。 「そんな、あっ、ダメっ……けい、ごっ」 「香子っ……俺もっ」  手加減の一切ない強さで最奥を何度も突かれ、最後にグリッと切先で抉るように押し込まれた瞬間。これまでにないほど苛烈な快感が電流のように全身に走り、頭も体も弾けた。  どこか遠くへ飛ばされるような浮遊感に目を閉じたが最後、プツリと意識が途絶えた。
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