AIと猫

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僕はAI初のアイドルとして売り出し中のロボット。 でも表面上は普通の人間にしか見えないようで、マネージャー以外ロボットとして認識していない。 部屋にはかわいい顔をした猫が一匹。 彼をマネージャーは『マカロニ』と呼んでいた。 帰って来た時だけ顔を見せるけどそれ以外はご飯の時だけ甘えてくるぐらいでツンツンしている。 「ほら、マカロニ。猫じゃらし!よーしよーし」 初めは少しだけ興味を持つけどほんの数秒。 つまらなそうに隣の部屋に行ってしまうのがいつものお決まりになっていた。 「何であんなツンデレ猫を飼わなきゃならないの」 僕はマネージャーに文句を言う。 「ごめんね、彼氏が猫アレルギーで飼えなくなっちゃったの。ツンデレだけどかわいいでしょ」 マネージャーは本気でかわいいからという理由だけで許してもらえると思っているようだ。 「でも、あの猫、本当僕に興味無さそうだけど」 傷ついてるアピールをしてみたが 「またまた〜、そんな傷心アピールしたって無駄よ。まあ今日はレッスン頑張ったし、おごるからね」 傷心しているふり… 確かにそうかも知れない。 僕も変なところで人間のふりしているなと思いうつむいてしまった。
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