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いつまで、こんな関係を続けるのだろう。
間抜けなこの格好も、どこか様になってきてしまった。
当たり前になりつつあるこの行為に、意味などない。
壁に上半身を預けながら、その刺激に耐えるのも、これで何度目だろうか。
「……ぁ……そこ……っやめ…んん!」
時折、ナカで指を曲げて俺の反応を見ては、執拗に責めるその動きに、下腹部に熱が集まり始める。
それは決定的な刺激にはならない。
そのことを彼も分かっている。
指がある一点を引っ搔けば、タマの奥がむず痒いような、尿意にも似たものがせり上がってきた。
「ぁぁやんぅ……っ!」
もどかしさに腰を揺らせば、すでに大きくなった俺のモノが壁を擦った。
思いもよらない刺激に変な声が漏れて、慌てて口を閉ざす。
俺の様子に悟った彼が、ゆっくりとナカから指を引き抜く。
異物が抜けたことへの安堵が俺の全身から力を奪った。
倒れ込みそうになる俺の身体を彼はそっと引き寄せ、すぐに入口に別のモノがあてがう。
充分に硬さを増したソレは、華奢な彼からは想像もつかないほど立派だ。
「……挿れます、ね」
俺の返答を待つことなく、ソレは侵入してきた。
指とは比べ物にならない、大きすぎるモノがゆっくりと押し進められる。
何度しても慣れることはないその感覚に、息が止まった。
「っ……そんなに、力まないで……くださ、い」
太い先端の部分がナカで引っかかって、狭い孔から追い返そうと勝手に締まる。
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