第2話 確かな成長

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そういって5人が見送る。 「さて一番の戦力が抜けたし、急ぐか。」 実は水景は6人の中で一番成績がいいのだ。 「水景ちゃんって勉強もできるの?弓道もしてて」 「そうなの。水景は弓道しながら勉強もできるチートなのですよ」 「ついでに言うなら学年10位内のチートだ。しかも正確には弓道ではなく弓術らしい。」 「へぇ弓道と弓術って違うの?」 「昔調べたが、術、舞、道ってのがあって、術は確実に殺す技、舞は舞を踊っているように見える、美しさを加えた殺す技、道っていうのは活かす技って感じだな」 そう天悟がいう。 「へぇ。そうなんだ」 「おっ自販機あんじゃん。新しく設置されたのかな。飲み物買ってこうぜ」 見つけたのは京介だ。 皆それぞれの好きなものを買っていく。 じゃあ自主棟に向かいますかと声をかけて向かう。 この学校は園、小、中、高、大と一貫している。 ただ編入も認めているため途中から入るのも珍しくない。 施設の充実さもあり学ぶ気力がある人間には大いに喜ばしいことだろう。 一ヶ月に一回の「妙なアンケート」さえなければ普通の学校だ。
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