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それは・・・「生々しい夢を見たことはあるか?複数回ある場合は何回か?直近であるか?」
別に心療内科があるわけではないが毎月一回このアンケートが取られる。
何を目的でこんなアンケートを取っているかはわからないが、別に取られても困らないので適当に答える学生、真剣に答える学生様々いる。
それが後に天悟たちの運命を変える・・・いや、回帰させることになる。
さて物々しい話はこれで終わりにしよう。
天悟たちの時間は大分流れたようだ。
「う~ん~」
「はは、疲れたか」
「まぁね。」
背伸びをして体をほぐしたのは美華。
「ちょっと休憩しよう。詰め込みすぎるのもよくない」
「そうね。あたし新しい飲み物買ってくる」
提案したのは香住だ。
「じゃあ、手伝う」
「マジで!!」
一同は驚いた。
普段自分から関与しない天悟が「手伝う」なんて言うからだ。
「・・・お前ら後で一発ずつ殴る」
「まぁまぁ・・・天悟君手伝ってくれてありがとう。行こう」
そういって一緒に歩きだす。
「珍しいこともあるもんだな」
「ほんとね・・・あの天悟がねぇ」
誰ともなくそう話す。
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