好きな人の腕の中で※

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「俺はただのバーテンのマサで良い」 「でも実は違うじゃない?」 「副業が実家の仕事ってことで」 「グラブレの専務の方が片手間な仕事に聞こえるけど」  道香が声を出して笑うと、マサも笑う。 「今までとは出来る仕事や、やり方も変わるし、経営側となるともっと勉強しなくちゃいけないから癒しが欲しいんだよ」  そう言って道香にキスをすると、舌を忍ばせ道香の舌に絡み付いて唾液を溢れさせる。  響く水音に道香が艶めいた吐息を漏らすと、マサはキスをしたまま道香を抱き上げてベッドへ連れて行く。  そのまま溺れるようなキスをして、マサは道香のシャツの裾から手を忍ばせ、徐々に胸元へとその手を這わせる。 「ぃあ、あんっ」  あたたかい掌でゆっくりと肌を撫でられると、道香はゾクゾクとした甘い痺れを覚えて、下肢の間でじわりと蜜が溢れ出すのを感じた。  マサは器用にブラジャーのホックを外し、その隙間に手を滑り込ませると、豊かな乳房を柔らかく揉んで、尖端を指で擦って乳首を摘む。 「んんっ、あぁん」  身体を弓形にしならせ胸元を突き出すと、マサは気持ち良いか?と道香の服を脱がせて改めて乳房に触れる。  唾液で濡れそぼった双丘は、片方を手で揉まれ、もう片方は口に含まれ舌で念入りに愛撫される。 「はぁ、ぃやあ、ダメぇ」  マサの背に手を這わせて掻き抱くと、胸に与えられる刺激だけで蜜口からどんどん蜜が溢れてくる。  両足を捩って下にも刺激を欲している道香に気付くと、マサは片手を徐々に下へと這わせて短パンとショーツを脱がせて、下肢の間に腕を割り入れる。  手の甲で膝から大腿の付け根を何度も摩ると、道香が足を捩るせいで響く水音に小さく笑って、乳房を可愛がっていた唇を離すとキスをする。 「どうして欲しい?」  嬌声を漏らしながら焦れる道香に敢えて尋ねると、マサは下肢を撫でる手は休めずに上から見下ろすように道香を真剣な眼差しで捕らえる。 「んんっ、ダメ、お願い」 「お願い? 何が?」  意地悪に焦らすと、道香は潤んだ目で見つめてマサの手を自分の蜜口に当てて、羞恥に耐えながら囁く。 「お願い、ここを弄って欲しいの」 「へえ、ここね」  既に蜜が溢れてしっとりとした蜜口にマサは指を走らせると、上下に擦って入り口の蜜を絡め取る。マサは身体を移動させると、恥じらうように閉じた下肢を開いて、道香の蜜口に顔を近付けて息を吹きかける。 「ああ……それ、やっ」  熟れた蕾は大きく膨らんで、息を吹きかけられただけで蜜を溢れさせる。マサはわざと焦らして、溢れた蜜を指ですくうと、それを口に含んで指を湿らせる。 「ここをどんなふうに弄って欲しいんだ?」  マサの低く艶めいた声が意地悪く道香を責め立てる。 「や、もう……お願い、弄って舐めて」 「素直なのは嫌いじゃない」  そう言って笑うと蜜口に舌を這わせ、蕾を指で擦ると、身近の中に舌を挿し入れてぐちぐちと厭らしい水音を立てる。 「あぁんっ、そ、れやっ、だめぇ」 「ダメじゃないだろ、気持ちいいんだろ。ヒクヒクして中も蕩けて食い付いてくる」 「いやぁっ、だ、め……」
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