好きな人の腕の中で※

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 一層抽挿を早めて激しく追い立てると、マサは道香の中に熱を放った。  芯を大きく反るように震わせると、ドクドクと脈打ちながら全てを道香の中に注ぎ込む。 「はぁ、はぁ」  汗ばんだ額に張り付いた髪を掻き上げると、マサは道香の胸元を舐めてから唇に口付ける。  息をするのもやっとな状態の道香は、必死でマサにしがみついて、震えて痙攣する腰を抑えられずにマサを咥え込んだまま小刻みに揺らす。 「道香……気持ちよかったか」 「はぁ、はぁ」  道香の乱れた髪を撫でて整えると、頬に手を添えて優しく口付ける。 「まだ足りない。もっとお前が欲しい」  そう言うと、マサは道香の中から芯を引き抜き、ゴミ箱に避妊具を投げ入れると、糸を引く蜜口に指を挿し入れてグチュグチュと掻き回す。  水音と道香の嬌声が静かな部屋に響く。  マサは道香を優しく抱き起こし、仰向けになった自分の上に跨らせると、新たに避妊具を着けて、道香に自分で芯を挿し込むように促す。  道香はまだビクビクと震える腰と力が入らない下肢で自分支えられずに、すぐにマサを蜜口で咥え込む。 「ああっ、あっ、あっ」  マサが下から突き上げると、道香の豊かな乳房が上下に激しく揺れる。先程とは芯が当たる深さが変わり、道香は悶絶して悲鳴のように嬌声を漏らす。 「いやあっ、だめえ……こす、れるぅ」  異常なほどしっとりと蜜が溢れる道香の中は、それでもマサの芯が奥に穿たれる度にギュッと締めつける。  挿し込まれただけで絶頂を迎えた道香は倒れ込むようにマサに覆いかぶさる形で身体を折ると、耳元で早く中に出してと呟いて自ら腰を揺らしてマサを煽る。  マサは一気に抽挿を早めると、道香の腰を押さえ込んで下から穿ち、奥に熱を放った。  道香はマサの上でビクビクと震えて腰を揺らすと、マサの芯を締め付けて搾り取るように力を込める。 「厭らしいお前も良いな」  マサは道香の腰を浮かせると、中から芯を引き抜き、避妊具を器用に外すとゴミ箱へ投げ入れた。  道香は残った気力を振り絞るように、体勢を変えてマサの股間に顔を埋めると、果てたばかりの芯を、膨らみと一緒に咥えて舐め上げる。 「んっ」  マサが小さく呻くように息を吐き出す。  道香は膨らみを口に含んだまま、マサの芯に指を這わせると、指を絡めて上下に何度も扱き、硬さが戻った芯を咥えると喉の奥まで飲み込んで舌を絡め、指と唇で愛撫を繰り返す。 「道香ぁ」  髪を撫でるように道香の頭に手を添えると、気持ちいいのかそのまま腰に頭を押しつけて続けてくれと無言で訴える。  じわりと蜜口から蜜が溢れるのを感じながら、唾液をマサの芯に絡めて何度も奥まで咥え込んで、そのスピードを早く荒くする。 「ん、うっ」  マサは果てたように息を吐き出して、腰をビクンと震わせた。  道香は唇を芯から離すと、舌舐めずりしながら、マサの大腿の付け根を何度も舐るようにキスをした。 「まいったな……」  甘い吐息を漏らしながら、マサは道香を見つめて呟いた。  その後、幾度も体位を変えて奥を穿つと、道香が気絶するまでマサは解放してくれなかった。
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