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「事実上はね? あとは婚約式をしなきゃだから、お母様がリーシャたちの好きなものをいっぱい作ってあげるわよ?」
「わーい!」
お母様のご飯大好きだから、すっごく嬉しい!!
でも、お母様のご飯も好きだけど……自分とセシル兄のことだから、あたしも作りたいな? それを言おうとしたら、お母様から提案してくださったの。
「作りたそうにしてるから、リーシャも何か作る?」
「いいの?」
「ええ。お母様とお父様の時もそうしたの」
「お父様喜んでた?」
「ええ。お兄さんと争う勢いでがっついてたわ」
「……伯父様」
お父様もだけど、伯父様も本当にお母様のご飯大好きなのね。
そこからは何を作るか話し合って、あたしはまだ二、三日は安静にしなくちゃだからゆっくり休むこととなった。
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