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セカンドラブ
「正和、愛してるわ。生まれ変わったらぜったいあなたの所に会いに行くから待っていてね」
それが、私が25歳だった当時、つき合っていた遥が残した最後の言葉だった。
忘れもしない。遥が誕生日を迎える前日に私達がドライブしていた時の事だ。
信号が青で直進していた所に左から来た信号無視の車が助手席側のドアにぶつかってきたのだ。
私は運良く軽症ですんだのだが、遥は・・・。
それからと言うもの私は遥の言葉を信じていた訳では無いが、深い関係になる女性を作らずにいた。
それは、失うことへの恐怖からだったように思う。
そんな中でも時折、小柄な体系で腰まである黒髪のロングヘアーをポニーテールにしている女性を見れば目で追ってしまっていたのも事実だった。
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