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それから川瀬は僕を四つん這いにさせると
馬乗りのような体勢で腰を振り、
佐橋は僕に深いキスをしながら
向かい合わせで繋がってきた。
川瀬が挿れている時には佐橋が、
佐橋が挿れている時には川瀬が、
僕のカラダの隅々を愛撫してくれた。
僕は喘ぎ声を抑えることなく喘ぎ散らかし、
射精がしたくなる度に
真ん中を扱きながら相手を迎え入れた。
「岸野くん、もう出ないんじゃない?」
ベッドに腰掛け、
タバコに火をつけた佐橋が僕を見下ろした。
そして、僕と繋がる川瀬に声をかけた。
「由貴、もうそろそろ時間だよ」
「わかってる」
そう言いながら川瀬は僕とキスを止めない。
本日最後となるSEXを、
僕と同様楽しむつもりでいるようだ。
「ああっ、あっ、はあっ、川瀬、くんっ」
「岸野くん‥‥一緒に、一緒にイこう!」
川瀬と抱き合い、何度目かの高みに登る。
「ああああああっ!」
「んああああっ、出るっ」
のけ反りながら残滓を射精した僕と、
僕の中で精を吐き出した川瀬の声が重なり、
僕の初体験は終わりを告げた。
と、もしここで話が終わるのなら
ただのくだらないエロ話になるだけだが、
もちろん話には続きがある。
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