失恋日記

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【6月6日(火)  斗真は以前と変わらず私と接してくれる。  嬉しい。  やっぱり私、斗真が好きだ。  だけど放課後になれば、誰よりも早く部活へ向かう斗真の姿を見ると悲しくなる。  やっぱり私、意地でもバスケット部のマネージャーをすれば良かった。】  斗真は中学生の頃はサッカー部だった。  斗真の中で私は、サッカー大好き少女ということになっている。  1つでも話題が増えるように、サッカーのルールだけでなく、高校サッカー、国内のJ1常連チームから地元のプロチームも覚えた。  試合結果やダイジェストも隈なくチェックしていた。  この高校のサッカー部は割といい成績を残しているので、斗真は高校でもサッカーを続けると思っていた。  だから私は高校ではサッカー部のマネージャーをするつもりでいた。  なのに「レギュラーになれそうにない」という理由であっさりバスケット部へ転向した斗真。  しかも、バスケット部のマネージャーの人手は充分足りていうという。  私は、斗真と同じ部活へ入るという夢を失ってしまった。
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