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振り上げた包丁はまな板の上のスイカに刺さった。
「何だ、心配させるなよ」
「私も驚いた」
「ただのじょーくです」
「面白い」
三人でスイカを食べることにした。
「あなたは面白いのね」JはAIに向かって言った。
「はい」
「ロボットが食事するなんて一緒になるまで知らなかったな」
「いちおうえねるぎーのもととしていただきます」
「この娘については知らないことだらけだな」
「ありがとう」
JとAIのやりとりを聞いて彼は種を噴き出したが、ついでに笑い出した。
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