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TATSUYA「もうこれしかないか?」二条は近付く音羽を見ながら異空間から一つの大鎌を取り出してמלאך המוותと小声で呟き音羽に突進していく。
音羽「ほう?いいもの(武器)を持っている。」音羽がそう呟いた直後…大鎌が音羽を斬り裂く。
ザクッ鈍い音と共に音羽は崩れ去る
TATSUYA「心の声(ふぅう!終わったか)」それを見て安堵した二条は…気を緩める。数秒後…「安心するのはまだ早い!!」という音羽の声が響き二条は苦悶の表情を浮かべる。
TATSUYA「ぐっうぅぅう…」
音羽「65点だ二条っ!!!?見えるものだけに気を取られていては戦場では命取りになるぞ!!」
??「これこれッそのぐらいにしてやらんか?」という老人の声に振り返った音羽は力を抜いて…老人に言葉を返す。
音羽「理事長!!!?これはお見苦しいとこをお見せしました」
TATSUYA「くっかぁっごふぁっがはぁ」
理事長「よいよい!!」
理事長と言われた彼は二条たちが所属している(Belvorg)の実質的トップで軍上層部のお偉いさんである。
ちなみに普通の軍学校等におけるトップは校長でNo.2が副校長という所が多いがココだけは別でいくつかある各学校長の上に3人の理事が居て彼はその内の1人である。
音羽「所で理事長?何の御用でしょうか?」
理事長「いやなに少し聞きたい事があっての。君から見て我が校の生徒はどうかね?」
音羽「率直に申し上げて私は失望しました。ここはエリートばかりが集められているとお聞きましたが…この程度の者しかいないとは拍子抜けです」
理事長「ふぉっふぉっふぉ(笑)こりゃ手厳しいのぉ」
理事長「少し来てくれんか?」
音羽「はっかしこまりました!!お前ら!!!私は理事長と話しがある。暫く休憩だ」そう言い残すと音羽は去っていった。
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