(番外編)サイン会で――南條夫妻に出会う

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(番外編)サイン会で――南條夫妻に出会う

※こちらの掌編は、エブリスタの別ページで連載しているBL作品「君を愛す―今日も明日も三人で―」に登場するオメガバースカプ、南條先生(家庭教師アルファ)×巽くん(教え子オメガ)夫妻とのコラボです。 先に「君を愛す―今日も明日も三人で―」内で同作品を掲載済みなのですが、こちらにも掲載してみることにしました。 「君を愛す―今日も明日も三人で―」をご存知なくても、こちらの掌編はお読みいただけます。 南條先生と巽くんについて詳しく知りたい方は、このページ下部に簡単な人物紹介を載せていますので、ご参考にご覧いただけましたら、うれしいです。 (オメガバースに関する知識も、なくても大丈夫かな? と思います……が、気になる! という方は、このページ下部に併せて簡単な設定を載せていますので、そちらをご参照くださいませ) ☆「君を愛す―今日も明日も三人で―」は、オメガバースの世界観を扱っています。そして、「天使は作家と朝寝がしたい」はオメガバースの世界観ではなく、そこに「バース性」の人たち(オメガバースの人たち)は存在しません。 ですが、今回はコラボということで、ゆるっとオメガバースの夫婦(南條先生×巽くん)が登場しています。 そんなゆるゆる設定でお送りしておりますが、もしなにか少しでもお楽しみいただけることがありましたら、大変うれしいです! 南條先生&巽くんにご興味をお持ちいただけた方は、よろしければ「君を愛す―今日も明日も三人で―」もよろしくお願いいたします! https://estar.jp/novels/26090699 ○○ 「君を愛す―今日も明日も三人で―」より ~人物紹介~ ・南條成市郎(なんじょう_せいいちろう):攻。三十八歳。アルファ。大学教授で、社会福祉の観点からオメガを支援する研究・運動を行っている。巽の家庭教師にして夫。 190センチの長身と、筋肉の鎧に覆われた屈強な肉体を誇る。眉上の短髪で鋭い眼光を持ち、左目の上に傷がある。初対面の人間には「傭兵」「若頭」と呼ばれ、なにかと怖がられがち。 しかし中身は穏和で優しい紳士である。巽と、彼の親友のぬいぐるみ「ハム太くん」をとても大事にしている。 ・南條巽(たつみ):受。二十歳。オメガ。南條の教え子にして妻。 170センチの身長で、華奢。さらさらの黒髪と、夢見がちな茶色の大きな目を持つ。童顔で、平凡な容姿ではあるが、愛くるしく雰囲気にとても透明感がある。年上に可愛がられるタイプかも……? オメガ差別を恐れた祖父母の手で、十九歳になるまで自宅に軟禁されて外に出たことがなかった(オメガは「ヒート」という特性のため、差別されることが多い)。かなりの名家の出。 性格は優しく、純粋で無邪気。甘え上手で、南條とハム太くんがとっても大好き。 ~オメガバースの世界観~ (※以下はオメガバースの共通設定を下敷きにしていますが、「君を愛す―今日も明日も三人で―」内の独自設定も含んでいます) この世界には男性・女性の他に、「バース性」と呼ばれる第三の性が存在する。バース性には「アルファ(男性/女性)」「ベータ(男性/女性)」「オメガ(男性/女性)」がある。 ・アルファ→容姿端麗、頭脳明晰で優秀なリーダータイプが多い。 ・ベータ→平均的な人間と同じと言われる。 ・オメガ→愛くるしい容姿や美貌を備えた者が多いが、能力は平均以下と言われる。約三か月に一度「ヒート(発情期)」を起こして性衝動をコントロールできなくなり、フェロモンでアルファやベータを誘うため、有史以来蔑視され、差別されてきた。 ・「番(つがい)」というものが存在する。運命で結ばれたアルファとベータのことを番と言い、いわゆる「運命の二人」として生涯添い遂げる。 ※バース性のアルファとオメガ間のみ、現在日本では同性同士でも結婚が可能です。
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