3.眠いんだけどー

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3.眠いんだけどー

「ねえ。眠くない?」 「別に。なんで?」 「昨日寝るの遅かったんだよね。」 「何時?」 「5時。」 「朝じゃん。」 「おとといの。」 「お前それ終わりじゃん。」 「怖い夢見て寝れないんだよ。」 「どんな夢?」 「なんか普通に殺される夢。」 「永遠の眠りについてるじゃねーか。」 「しかもその殺人犯がお前にそっくりなんだよ。」 「奇遇だな。」 「?」 「こっちの夢ではお前のこと殺してるよ。」 「え、何?恨みあんの?」 「えーとねぇ、大したことじゃねえんだけど。」 「いやなんか気になるけど聞きたくねーな。」 「昔からの幼馴染がお前のこと好きなんだって。」 「お前がそいつのことを好きってこと?」 「いや、成長したなーって思って。ちょっとショックっていうの?」 「は?保護者目線じゃねーか。」 「あーそうかも。娘を結婚させる父親の気持ち?」 「こっわ。しかもお前、幼馴染の気持ち直接言うなよ。」 「あ、確かにだな。」 「え、聞いてはいけないことを聞いてしまった??」 「ああ。忘れてくれ。」 「無理だろ。」 「…ほらほら。次の授業始まるから行くぞ。」 「…いや行くけどさぁ…。」 後日、幼馴染から睡眠導入剤をプレゼントされた主人公は その幼馴染と付き合ったとか、付き合わなかったとか。
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