尚斗と聡#1
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尚斗と聡#1
「何がどうしてこうなった?」 高梨尚斗はベッドの上で自分の項を抑えながら呆然とそう思った。 その項にはアルファの付けた噛み跡があった。 「う…ん」 ごそごそと身じろぐ音が聞と声が聞こえ、目を向けた先には天使のような寝顔で眠る男「鍵山聡」がいた。 そう尚斗は聡に項を噛まれ“番”になったのだ。 「何がどうしてこうなった?」 尚斗は再び、答えの出ない問いかけを自分自身に繰り返した。
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