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ラッセー
定員のやる気のない言葉を聞きながら暖房が少しきいている店内に入る。
エナドリと・・・ついでに肉まんでも買っていくか。
商品棚をだらだらとみていると小腹がすいていることに気付いた。
お菓子コーナーとか用がなくても覗いちゃういなぁ。あ、新商品出てる。
意味もなくゆっくりと店内を見ていると雑誌コーナーに黒ロングの美女がいた。多分高校生くらいか?まじまじと見てしまったが雑誌に集中しているらしくこっちに気付いた様子はない。
目当てのエナドリとお菓子の新商品をかごに入れレジに向かう。
「ねぇ君…黒田君?」
いきなり声を掛けられ内心びっくりしていると名前を呼ばれ振り返ってしまう。
そこにはさっきまじまじと見てしまった黒髪ロングの美女様がいた。
「黒田君だよね?同じクラスの白雪だけど…覚えてない?」
同じクラスの?・・・あーいたような?なんとなくクラスメイトに美女がいるって話になってた気がする。
教室でなんて基本寝てるか男友達と話すかぐらいなんだよなぁ。
改めて正面から見ると小さい顔程よく主張している胸腰に届きそうな綺麗な黒髪とモデルとか芸能人にいそうなオーラのある人だなぁ。
「黒田ですけどすいません。まだクラスメイト覚えきれてないんですよね。」
答えるとぱぁっと花が咲いたかのような綺麗な笑顔になった。
「そうだよねーまだ10日くらいしかたってないもんね。黒田君は買い物?」
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