7人の神様の1人の神様

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黒く光った。つまり7人の神様の1人。 少しすると、ほかの色に変わった。しかも、6回も。 周りは唖然とした。勿論私も。 「ええと、この場合、7人の神様の生まれ変わりです。もしかすると、他の人にも適性があるかもしれないので続けます。で、如月深結さんは校長室に至急行って下さい。」 「分かりました。」 「失礼します、1年 如月深結です。」 「入れ。」 「失礼します」 「要件は?」 「はい。ただいま、7人の神様の適性があるかどうかで全適性を持っていましたので報告させていただきます。」 「全適性…か。」 「はい。もしかすると、私以外に適性者がいるかもしれないということで診断の続きをしています。」 「分かった。報告は以上か?」 「もう一つ。これは単なる私情ですが…」 「構わない」 「はい。ここに来る前に、昔のことを思い出しまして…その話が祖母から聞いた7人の神様の話です。祖母は、7人の神様になる条件を知っていたというお話です。」 「⁉︎どういうことだ。条件?そんな話聞いたことがないぞ!」 「でしょうね。この条件は、私の家だけが受け継いでいる話ですから。私の先祖が、7人の神様の1人、異能力(統べる者)を扱っていた方です。その方が条件があると、遺書と一緒に残した。そしてその紙は私が所持しています。良いですか?この話は、7人以上の人に知られたら必ず私の先祖の異能力で殺される。なので、この事は他言無用で。」 「分かった。その遺書を見せてもらえるか?」 「すみません、それは出来ません。」 「そうか、無理なお願いだったな。」 「とりあえず、事情は分かった。この事は、誰にも言わないと約束しよう。」 「ありがとうございます。最後にこの言葉を贈りましょう。 【黙ってれば幸あれ。天上天下唯我独尊】 遺書を見せれませんが一部抜粋した言葉です。 失礼しました。」 「黙っていれば幸あれ…そのままの意味か?それとも…天上天下唯我独尊…天地に我より尊い者はいない。つまり、あの話を黙ってれば良いことが必ずある。この天地に我より尊い者はいない。イコール7人の神様の1人。 フフフ…面白くなりそうだ。」
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