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七夕
「ねえ短冊に何書いたのー?」
「えー秘密」
揶揄う口調で聞いてくる友達に曖昧に笑って誤魔化した
私の夢っていつも子供っぽいって言われちゃうから
(でも今日みたいな満天の星空を映した海の上をどこまでも走れたりしたら最高じゃん!)
「叶えてしんぜよう!」
「誰ですか!?」
「通りすがりの流れ星じゃ!」
「それでお願いじゃったな!わしに乗るのじゃ!海にゆくぞ!」
ぬいぐるみみたいな妖精みたいな自称流れ星に強引に上に乗せられると、びゅーんとひとっ飛びで海のうえに……
「ってどこまで行くの!?」
「とりあえず人に見えんとこじゃな!騒ぎになるからな!」
潮風が頬を取りすぎていく。流れ星の意外な高速移動で目を回していたけれど気がつくと海と空だけしかない場所まで来ていた。
「わあ……!」
上を向くときらきらきら一面の星空!こんなにきれいに星が見える暗い場所なんて来たこと無いしなんと言っても360度海なので遮る物が無い。視界に入る限り星星星。昔いったプラネタリウムを思い出した。天然でもっとでっかいプラネタリウムだ!
「すごい……」
いつのまにか流れ星の速度はゆっくりになっていた。星の海の中を二人?でゆったりたゆたう。
「あ、流れ星」
少しの間夜空に呑まれて茫然としていた私を光の筋が我に返らせた。
「また何か願いうのか?」
「うんん、もう十分だよ。こんなに素敵な願い事の叶い方するなんて」
「えへへ、ありがとう。流れ星さん!」
メモ
全く140字じゃないですね、大失敗。
きれい系の話にすると描写に割かなくてはいけないのでもっと削り切った秀逸なネタにしないととても字数が足りませんね。
海に行くぞ!の辺で諦めて長めに書き直しました。
「叶えてしんぜよう!」
「誰ですか!?」
「通りすがりの流れ星じゃ!」
を使って次は140字で書こうと思います。
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