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1章まとめ
あらすじ
15歳・主人公の金詰日和は式神・竜牙と衝撃的な出会いを果たし、感情を食い人を脅かすという妖を退治する"術士"と出会う。
子供の頃から重たい現実を受け入れ、感情も持たず周囲にさえ興味を持たない日和。
そんな彼女は水鏡波音、高峰玲、小鳥遊夏樹、そして竜牙の主である置野正也、篠崎市に住む四人の術士の世話になりながら生活していった。
そんな中、日和は妖により祖父を失ってしまう。
それから幼少の頃に失った父が先代の術士、その五人目の術士であり自身もその力がある事を知る。
家族を失った日和はなんとか術士達に助けてもらいながら生活していた。
しかし一週間程が経った頃、海外から帰省した母に暴力を振るわれ、父の親友でもある置野家に拾われ生活することとなる。
その間にも日和には父を殺した妖の頂点・女王の気配があった。
術士の力が定着し、術士としての器が出来上がる16歳の誕生日を密かに狙っていたのだった。
成熟した妖の女王は人の姿に扮し、生活することができる。
その女王の正体が誰かは分からない。
そもそも長い間狙われていることも知らない日和は、最初の女王を訳も分からぬまま倒す手助けをした。
更に次の女王も苦しみつつ、倒す手助けに成功させる。
日和は次々に女王と出会い、それでもなんとか生き抜いてきた。
それから時は流れ9月も末。
あらゆる混乱が及ぶ中、日和の誕生日である10月2日、その前日に日和は親友でありながら置野正也の妹でもある、奥村弥生と仲良く遊ぶことになった。
その夜、日和の誕生日パーティと称する奥村弥生は自身が女王であることを打ち明けた。
そして最後の戦いが起こる。
激しい戦いの中、弥生の中にもう一つの意識、自分の父がいることを知り衝撃を受ける日和。
術士は次々と消耗していき、倒れていく。
迫る時間、もうどうにもできないほどに動けなくなっていく術士達。
その姿に日和は一つの賭けと共に大きな選択をする。
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