7人が本棚に入れています
本棚に追加
海
毎日わけもなく海へくる、ただ流れる波をぼーっとながめるだけ…
そこへ研究者がくる、またきたのか、そう彼は言った、自分も毎日きてくるくせに…
研究者はとなりに座った、また、長い長い研究話を聞かされるな…
でも、その話を聞くのを楽しみにしている自分もいる
いつか、こいつがこの村を変えてくれる気がして、そんなのできるわけないのに
期待しているのだ、きっと、こいつに
人間が僕達を作った、それを壊すのも、治すのも人間、人の手がないと生きていけない
それでも生きていく、僕達の村セメタリーの
幸せを願い時がたったら、僕にシャットダウンを、みんなの幸せが見れたらきっと、きっと、死んでもよかったと思える気がするから
それまではこの死にかけの体と、死にたい思いをかかえて生きていく
最初のコメントを投稿しよう!