はらたってんかん 【2024】

吊るし雛が欲しかったの 【一月十四日】

　大学入学共通テスト、二日目ですね。
　滅多に降雪がない関東にも、昨日は降雪がありました。すぐやみましたけれども。
　なぜか、入試に降る不思議。
　受験生の皆さま、ぜひ時間に余裕を。

　なんの脈絡もないけれど。そんな我が家には吊るし雛があります。
　初めて吊るし雛を見た時に、その愛らしさの虜になりました。

　子どもの成長を願い、一つに纏められた吊るし雛は、縮緬細工で色々なモチーフが作られていました。
　内裏雛。
　橙。
　菱餅。
　鶯。
　鯛。
　などなど。
　細々した縁起物、オメデタイものが盛りだくさん。

　だからかな。
　買うとお高い。

　家族旅行先で吊るし雛を見て気に入った、母と私と弟。
　手芸細工店でキットを買い、作ることにしました。
　母と私が二本、弟が一本作れば、計五本の吊るし雛ができます。
　ところが。
　計算は甘くなかった（大汗）。
　我が家系(かけい)、代々不器用な血が流れていたのを忘れていました。

　まず、玉結び一つできない弟。
　説明書の縫い方を理解できない母。
　我が家系(かけい)最大不器用な私。

　ほとんどが私作。
　恐るべし手作り感満載吊るし雛。
　高級感なし。
　決して上手くない。
　ハッキリ言うと下手っぴぃ。

　でも、あーだこーだ。
　母と弟と作った（弟は赤ちゃんのよだれかけだけ）思い出だけはたっぷり。

　見てみます？

　あ、ソレ。
　あっちゃこっちゃ向いちゃった。
　下げる物を買って無くて、ハンガーに結びつけています。

特にお気に入りの駄作達が以下。

よーいしょっと。
一発目。
母作　金魚のごとき鯛。
尾の向きを間違えて縫った模様。
（本当は上向きになるはずだった）
でもなんか、愛嬌がある。（身内の欲目）

よーいしょっと。
二発目。
母作　サイのような角？
ほんとは鶯。
何でこの形になったのか、ナゾ。
しかも目が、ゴマみたいに小さい。

よーいしょっと。
三発目。
私作。
欲張って綿を入れすぎた内裏雛。
お顔、パンパン。
ざんばら髪。

母がね、言うんですよ。
自分の作品を棚にあげて。
「あなた（裏路地）、そっくりね♡」
む。
ここまでパンパンでは、ない。（ような気がする）

　立派な吊るし雛をお持ちの皆さま。
　ごめんなさい。お目汚し。
　でも、私にとっては何者にも代えがたい吊るし雛なんです。

　吊るし雛、縁起物らしいので。
　共通テスト二日目、受験生の皆さまに
　✨🌸🌸サクラ、サケ🌸🌸✨