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繭玉【一月一日 元旦】
元旦の朝と言うのは忙しい。
実家にいた時には「一年の計は元旦にあり」と、よく怒られた。
「朝寝坊すると、一年間寝坊助になるよ」
「休みだからと言って、いいかげんな格好しなさんな。一年間ぐーたらスタイルになるよ」
「こまめに動く!」、「お正月から買い物しない!三が日は財布も休ませろ」……などなど。等等。
もうね、ウルサイの。
すみません。
お正月から暴言でした。
でも、昔の人(親も入る)が言うのは、概ね間違っていない。独り立ち後にそこに気づいた私。
元旦も普段どおり5時起床。外は真っ暗。
コーヒーにシナモンを入れて体を温めて。
そろそろ日の出というくらいにベランダに出て、海からのお日さまを眺める。
もう海辺までは行かない。だって寒いんだもん。
朝食にお雑煮を頂いたら、出かける支度。
以前は縁結びも兼ねて東京大神宮まで行っていたのですが、激混みにやられ、最近は専ら地元神社にシフトチェンジ。
それでもね、混むんですよ。
なんで???
神社が少ない地域なのかしら?
長蛇の列を見ていると、割り込み多発。
大体、七十前後くらいのご主人と付き添う奥さま。横からグイグイと割り込んで済まし顔。
お年寄りに長蛇の列はきついのか、参拝、御札受取所、と6グループくらいの割り込み。
どこも、割り込んでいるのはじーちゃん&ばーちゃん。
どこかのじーちゃん&ばーちゃん。寒風に当たって風邪、引かないでねってくらいのお年に見えるし。
元旦から怒っても、仕方ないですよね。
皆んな考える事は同じなのか、注意する人もいませんでした。
正味20分。漸く本殿前へ。
いつもなら、そのまま帰るところ。
見つけちゃいました。
なんか、ファニー。
願い文に願い事を書いて繭玉に入れると書いてあるのですが、入れる箇所なし。
どうやって入れるのでしょうね?
元旦のナゾ。
今年もたくさん笑える年になりますように。
よろしくお願い申し上げます。
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