取材は順調だけど

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『OKADOU』出版社の廊下を歩く アイアンと進。 アイアンが頭を掻きながら、 「あの、女たちは何なんだよ。  見世物を見るみたいな目は・・」 と口を尖らかせながら言った。 「まぁ、まぁ、いいじゃないか。  イケメン、塩系、ドSのアイアン君、  モテモテですね・・」とひやかす進 「はぁ~? なにが塩系だよ。  それに、ドSって・・人聞き悪いな~」 「あれ? 違うの?」 「ちげ~よ・・ったくもういいよ。  それより、さっき明日の撮影、ホール  スタッフって言ってたよな? いんの?  ホールスタッフ・・」とアイアンが聞いた。 「ああ、二人は採用が決まってるからさ・・  そのうちの一人にやってもらおうと  思ってるよ。  丁度、ホールスタッフの制服も出来あがった  ばかりだしな・・」と進が言った。 「ふ~ん、二人も決まってたんだ。  で、何処の誰だよ?」 「それは、明日までのお楽しみ・・」 と進がニコッと微笑んだ。
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