幼馴染の嘘

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「キスだけ」 そう言って一度唇を離し、今度は口に触れてくる。 触れるだけのキス。 航平もこれ以上は自重してくれたのに、僕の方がダメだった。 離れようとするその時、僕は口を開けた。そして誘うように閉じた航平の唇を舐める。 ちろちろと舌先で舐めその唇を吸うと、そこが開き一気に舌が入ってきた。 僕の舌に絡められたその熱い航平の舌は、瞬く間に口内の奥へと入り込む。そして奥歯の付け根を舐められると、僕の身体はびくびくと震え、足の力が抜ける。そんな僕の腰をがっちり支え、航平の舌はさらに僕の口の中を撫で回す。 「ん・・・ふ・・・ん・・・」 ぐちゅぐちゅと卑猥な水音をさせ、航平の舌が口内を余すことなく動き回る。そしてその中でも僕が反応したところをしつこく責め立て始める。 「・・・ふぅ・・・ん・・・ん・・・」 その気持ちよさに僕の頭はぼやけ、合わされた口の隙間からはしたない声が漏れ出す。 どれくらいそうしていたのか、気がつけば下肢は痛いくらいに熱く滾っていた。 「キスだけでイきそうだな」 そんな僕の昂りを、航平が膝で撫でる。 「・・・ぁあ・・・ぁ・・・」 身体がガクガクと震え、もう少しも立っていられない。だから僕は支えてくれている航平にしがみつく。すると航平は僕の身体を持ち上げてベッドに乗った。 背中をベッドヘッドに預けて座る航平に、僕は正面から抱っこされるように跨いで座る。 「しないつもりだったのに、真希が煽るから・・・」 そう言って僕のズボンのベルトを外し始める航平の手を、僕は焦って止めた。 いくらなんでも、きっとみんなまだ寝ていないのにするなんて無理。いや、寝ていたとしても同じ家の中でなんて出来ないよ。 そう思って手を止めたのに、それ以上の力であっさりベルトを外される。 「だからしないって。でもこれじゃあ辛いだろ?」 そう言って航平は僕の下着をずらす。すると完全にガチガチに固くなっている僕のものが顔を出した。 「だって、航平があんなキスするから・・・」 あんなんされて平静でいるなんて無理だ。 「誘ったのはそっちだろ?俺はお子ちゃまキスで終わろうと思ってたのに」 その言葉に僕は言葉に詰まる。だって実際そうだから。だって、もっともっと航平を感じたかったんだ。もっともっと、航平と一緒になりたかったんだ。 身体の奥が航平を欲して疼くのを、僕が我慢できなかった。だけど、最後までする度胸はない。 それでも火のついた身体はもう、鎮められないほど熱くなってしまっていて、航平の手で引き出された昂りは完全に上を向いてびくびく震えている。 「・・・お前の・・・すごく可愛いな・・・」 それを前に航平がそんな事を言うから、僕の顔がかっと熱くなる。 「別に小さくないからっ。航平のが大きすぎるんだよっ」 何度も言うけど、僕は長らくベータとして生きてきたから、身体は完全にベータサイズだ。だからここも、決して小さくない。 「小さいなんて言ってないだろ?可愛いって言ったんだよ。すごく綺麗なピンクだし、つるっとしていて細くて長いから、なんか可愛くて・・・美味しそう・・・」 美味しそう・・・て、それってソーセージみたいだって言いたいの?それも魚肉の方の。 褒められてるのか貶されてるのか微妙な言葉に、複雑な気持ちになっていると、航平も自分のものを取り出した。それもまた完全に猛っていてすごく大きい。 こうして比べてみると、それは全然違う。航平のは僕のものとは比べ物にならないくらい太くて、血管も浮き出ている。それに僕の方が上にいるはずなのにそれよりも大きい。 本当に僕のが可愛くて見える。 さっきもその大きさに驚いたけど、本当に太くて長い。しかもなんかすごく色も・・・卑猥で・・・その・・・なんて言うか・・・使い込んでるような・・・。 「・・・どうした?」 急に黙った僕に気づいた航平に、一瞬誤魔化そうと思ったけれど、もう隠し事も嘘もつかないと決めたのだ。 「これでたくさんの彼女たちを喜ばせてきたのかと思ったら、なんかちょっと・・・苦しくなっちゃって・・・」
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