episode11

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尋常ではないあの怯え方。 私の後ろに何かあると考えるのが妥当。 じゃあ一体何があるの? 怖くて振り返れない。 その何かを見ていない私でさえこんなに怖くて仕方がないのに。 トン。 私の肩に優しく置かれた大きな手。 その瞬間、全身を突き抜けるような非情さを悟る。 来たんだ、やっと来てくれたんだね。 「…シア。」
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