令嬢にして騎士団長の私、婚約破棄されたので自由にしていたのに隣国の皇太子に気に入られました

1話 婚約破棄

「...殿下、...起こしてしまった過ちは仕方がありません、」
「！許してくれr（（（」
「許しませんよ？婚約は"こちらから"破棄させて頂きます」
「いいですよね、お父様」
「あぁ、勿論だ。国王もいいですよね？」
「あぁ、...」ｶﾂｶﾂ
「リクシェル令嬢、うちの馬鹿息子が失礼な事をした。」
「許してくれ」
「国王陛下が仰るのならばお許しします」
「！ありがとう笑すまぬな」
「ですが、....」
「ん？」
「婚約破棄されたのですから、...私は自由にさせてもらいますわﾆｺｯ」
「ん？」
「ん？」
（ん？）
「あぁ、沢山やりたいことがあるんですよ!!✨」
「冒険者もいいけど、旅人として世界を回るのも、....」
「シェ、シェル？」
「ん？何ですか？お父様」
「な、何をする気だ？」
「何って、...今まで出来なかったことを全部するんですよ!!」
「あぁ、楽しみ!!✨」
「....」
「....」
（....）
（こんなに喜ぶなんて、今までどれだけ我慢してきたんだ、リクシェル令嬢は、...byパーティーに参加している者全員）