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書き上げたメールを送信したところで、肩を叩かれた。振り向くと、編集長だ。
「持ち込み原稿の対応か?」
「あ、はいそうです」僕は答えた。「前に一度だけ、佳作を取った作家さんなんですけど」
「掲載されてないなら、作家とは言えないよ」
「それは……そうですけど。でも、意欲のある人なんですよ。結構な頻度で、何本も送ってくるんです」
「それはいいけど、お前あんまり添削みたいなことはしない方がいいぞ。編集部は漫画教室じゃないんだからな」
「それはそうですけど……」
メールの着信音。画面を見ると、さっき送ったメールにもう返信が来ている。
「適切な距離を保てよ」言って、編集長は去っていった。
僕はメールを開いた。
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