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ラムネを飲みながら、私は夜空を見上げる。
砂浜って風が冷たい。
海だから、かな。
私の家は海のそばにある。昔から海と一緒に育ってきた。
空になったラムネ瓶は少し寂しい。
「海って、何かあるかな」
海。うみ。うみ。海水。海。かい!貝殻!
そうか、貝殻があったな。得意の工作の様に自由な発想を──。芸術は爆発だ!
貝殻を拾い、ラムネ瓶に入れる。
そして水を少し入れると、できた。
プチ海!
って、語感が変だな。
ミニ海?わかんないよ。
“ボトルアクアリウム”なんて言うらしいけれど、長いし難しい。
“ボアリ”なんて…いや、スポーツドリンクみたいだからダメ…。うーん…。
「綺麗だな」
横で、声がした。
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