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「では、行って参ります。」
アーロンは、王様とお妃様に深くエレガントにお辞儀をしました。
アーロンは、お妃を探す旅に出ることを決意しました。
貴族や王家の娘には、もはや期待が持てなかったからです。
アーロンは馬に乗り、華やかな都会の町から、山奥の小さな村まで、つぶさに妃になるべき女性を…
アーロンの心をときめかせてくれる女性を、探して周りました。
しかし、アーロンの思い描く理想の女性は、やはりなかなかみつかりません。
気が付けば、城を出て、早や二年の時が流れていました。
(いつになったら、運命の相手に出会えるのだろう?)
そんなある日、アーロンは森の中の小さな村に辿り着きました。
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