【20XXねん、四がつ十ななにちl謗・隗ヲ】

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するとそこに、みどりいろの、まるっとしたぼーるがおちていました。 ひろってみると、まんなかからおおきな目がひらいて、わたしをみつめていました。 よくみると、そのぼーるは、いきたぼーるで、けがをしているみたいでした。 とてもいたそうで、くるしそうだったので、この子がげんきになるまで、わたしはこの子のかんびょうをしようとおもいました。 おかあさんにみつかっちゃったら、おこられちゃうかもしれないし、すてられちゃうかもしれない。 でもわたしは、きずついてるこの子をほうっておけません。 だいじょうぶ。わたしがまもってあげるからね。 わたしはそういって、その子をなでてあげました。 するとその子は、わたしをみつめて、目のしたにあるお口からべろをだして、なめてくれました。 なついてくれたみたいで、うれしかったです。
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