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するとそこに、みどりいろの、まるっとしたぼーるがおちていました。
ひろってみると、まんなかからおおきな目がひらいて、わたしをみつめていました。
よくみると、そのぼーるは、いきたぼーるで、けがをしているみたいでした。
とてもいたそうで、くるしそうだったので、この子がげんきになるまで、わたしはこの子のかんびょうをしようとおもいました。
おかあさんにみつかっちゃったら、おこられちゃうかもしれないし、すてられちゃうかもしれない。
でもわたしは、きずついてるこの子をほうっておけません。
だいじょうぶ。わたしがまもってあげるからね。
わたしはそういって、その子をなでてあげました。
するとその子は、わたしをみつめて、目のしたにあるお口からべろをだして、なめてくれました。
なついてくれたみたいで、うれしかったです。
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