クラス委員な2人

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「失礼しました」  一礼しながら扉を閉め、ほっと肩で息をつく。  俺は職員室と書かれたプレートを見ながら、 「緊張したね。ええと――」  視線を下ろすと、黒髪のショートボブがふわりと揺れる。 「天乃。昨日、自己紹介をしたはずだ」  大きな円縁眼鏡の奥から睨まれてしまった。  俺の肩に頭がくるぐらいのそんな小柄な彼女だが、漂う雰囲気は、言い方を選ばないで言ってしまうと、身の丈に合わない。
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