とある反社と殺し屋の話 。

第一話

二年前、私は母親と二人暮らしだった。
とても幸せだった。

でもある日、母は新型の病気に感染してしまった。
しかもその病気は治療法が見つかっていない。
だから一時的に病気の進行を抑えるしかなかった。

「ごめんね迷惑かけちゃって...」
ほそぼそとした声が病室に響き渡る。
　　　　　　　　　　　　　　　「私は大丈夫だから早く元気になってね！」
内申とても心配だった。いつ死ぬか分からないのに元気で居られる訳がない。

結局それが私と母の最後の会話だった。
母は病気で死んでしまった。

と思っていた。

でも本当は"事故"ではなく"事件"だった。
それも、母を殺したのは日本最大級の犯罪組織"天獄"だった。
私は何故母が殺されたのか調べることにした。
でも何も情報は得られなかった。

だから私は何故母を殺したのか聞くことにした。
そして復讐も果たすことにした。

それが私の復讐物語の始まりだった。