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第二話
「バンッバンッ」
今日もまた人を殺す。
私は母が死んでから狂ったように人を殺し始めた。
私が人殺しを始めた理由はただ一つ。
"人殺しをしていれば人殺しをしている天獄に会えるかもしれない"からだ。
そんな夢のまた夢のようなことを考えながら今日も人を殺す。
「ピコン」
私は通知の音で起きた。この通知の音は殺しの依頼だ。
今日は誰を殺すのだろうか。
そう考えながらパソコンを開く。
"天獄"
「え?」
思わずその言葉がもれた。
その瞬間。復讐という単語が頭をよぎった。
やっと復習できる。この2年間ずっとやりたかったことが実現できる。
天獄から殺しの依頼が来た私は舞い上がった。
''まだ依頼の内容をも見ていないのに''
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