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あの子は世界を愛してた あの子は世界が憎かった あの子は誰よりも優しくて あの子は誰よりも厳しかった 愛し子の創ったこの世界 天は彼が護ると言った ならば俺は地を護るまで 今日はあの子が呪われる 今日はあの人が殺された 明日は彼らが壊される 昨日は彼女達が消されてた あの子がやった あの子がやった 優しい優しい愛し子が こんな仕事を負わされる 俺の元へ来た二つの使者 國を渡せと迫る使者 まだ渡せない まだ渡せない 俺には護る義務がある 攻めてくるなら容赦はしない 二つを倒して 一安心 愛し子のこない夜の間に 星は俺に教えてくれる 次に来た使者は愛しい子 其れが世界に必要ならば 其れが貴方に必要ならば 俺は喜んでこの身を捧げよう 仕方なかった 仕方なかった 平和も平穏も犠牲なしでは成り立たない 憎みも嫌悪も 恨みもない あるのはただただ後悔のみ 友も兄も殺したら残るは一人弟子ばかり 其の上弟子も無くしたと 星が俺に教えてくれた あゝ、愛しき弟よ そんなに自分を責めないで そんなに強く苦しまないで
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