巡り逢いて
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許婚の姫宮、五十宮に出会って以来、前世の私は、五十宮の住まう浜御殿に、しょっちゅう遊びに出かけて行った。 今生の私にとっては初恋の相手である、時を経てもう一度巡りあった前世の妻と過ごす楽しい時間。その姿を、遠くから、慈愛のこもった瞳でおじじさまは見つめておられた。
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