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空気
「ここが入ってはいけない場所...」
すでにびびっている人もいるが脱落する雰囲気はない
「これが有名な秘訣か」
「なんかヤバそうね...」
「咲姉はすぐに脱落しそう」
「しないわよ‼️...とも言い切れない」
「おい」
「影狼」
俺はこの企画を企画した人間を呼ぶ
「どうした楓」
(影狼と楓は同期)
「これどこまで行く?」
「そりゃもう奥まで行くよ」
「バッテリー持つ?」
「持つよ」
「あと三十時間取れる」
「すごいな」
そんな会話をした後、俺はもう一度周りを見渡す。
気温は二十三度、雲は無いものの、かなり暗い。今宵は満月。そして
「重い空気だな」
入る前から思っていたことだった。俺が元からそういうことに敏感な体質だからかと思ったがそれは違った
「···」
全員があまり口を開かなくなった。あの影狼でさえ口を開かない。
スマホを開き影狼の配信を開く。
[これ大丈夫なん?]
[どうやってこの量の人を呼んだ?]
「それは呼ばれた人のみぞ知るな」
「ガサ···ゴトッ···」
「ん?気のせいか?」
もちろん他に人もいない。
「多分動物だろう」
と思ってあまり気にしていなかった。
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