1.一翔くんの心の中

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 あの日から、教室で彼のことを目で追うようになっていった。彼も視線を感じたからなのか、こっちを見て、目が合う。 彼はどんな気持ちで私と目が合っているのだろう。私が占い師だってことを彼は知らないから、多分、何でこっち見てるの?的な感じだと思うけれど。  ――瀬戸くんと、仲良くなって、もっと彼のことを知りたいかも。  日に日にそんな思いが強くなっていった。
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