恐妻と愛妻は紙一重

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 新五と小見の方の仲裁で、壮大な夫婦喧嘩が事なきを得た後、信長は、姑に会いに行った。 「この度は、それがしの不徳の致すところ、義母上には大変なご迷惑をおかけすることになり、申し訳ございませんでした」  人に頭を下げたことがほとんどない信長であったが、このときばかりは、神妙に姑に頭を下げた。
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