エッセイてきなん

生理さんへ パート4

ちょっともう、本当に勘弁してほしい。

最近は大丈夫だったのに。

やっぱりもう無理。

いったい幾つになるまで、わたしを苦しめるの？　　

はいきたよ、生理前。

いつまで続くの、生理前。

早くこいよ。もうすぐそこまできそうなのに。

早くこいって。

疲れてるだけなのに、ただ何かがあったわけじゃないのに、帰り道涙が溢れて堪えきれない。

電車で涙腺をぐっと堪えるわたし。

満員の中、目の前のおじさんが目を瞑ったまま両手で両鼻の穴をいじくりまわし、鼻毛をちぎっては床に落とすのを繰り返していたよ。

吐きそうになった。

「離婚」なんて言葉、簡単に言えちゃうんだもの。

罵声が止まらない。

あぁだめ、こんなのわたしじゃないのに。

鬱病、メンヘラ、情緒不安定。

さぁ切り替えるか！と張り切ってみてもやっぱり無理。すぐに落ち込む。

部下の些細な一言に死ぬほどイライラする。

あぁもう、どいつもこいつも。

とにかく南国へ逃げたくなる。

でも現実はそうはいかない。

今日も一つ一つ、仕事やら家事やらを、愛想笑いをしながらこなしていかなければならない。