罪も憎まず人も憎まず

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 大隈は、罪も、人も憎まない人だった。  それが大隈の強さであり、優しさでもあることを新作は分かっていた。 「私は、125まで生きてみせるよ」 「ほらまた、御前の大ぼら吹きが始まった!」  磊落な大隈に対し、新作もまた笑って言葉を返した。
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