音色

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あの出会いからあの場所に行くのが日課になっていた。 今日もまた引き寄せられるようにあの場所に行く。 だけど今日は遠くからでも聴こえて来るはずの音色は聴こて来ない。 見上げると、やっぱりあなたはいない。 だけど諦めたくてなくて… しばらくそこで待つ。 この待っている時間がもどかしい これは…なに? ねぇ…これは、なにか教えて だけど今日は、いつになっても来ない。 その日は諦めて帰るしかなかった。
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