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すべてがほしい *
ロゼッタの蜜壺がゆっくりと牡茎を呑み込んでいく。入り口の窄まった場所を熱塊の尖端がぐりぐりと擦りあげると、ロゼッタの胎内が軽く戦慄いた。
「ああっ……、これ……気持ちいい……。だめ、……入り口だけで、イっちゃう……」
「ロゼッタ、はやく……」
レンナートは思わず呻きながらロゼッタの中に深く挿入りたいと希った。
離縁したいと言っていた自分がロゼッタを求めるのは、おかしな話だろう。筋が通らない。しかし、目の前の誘惑にどうしても抗えない。本能が、ロゼッタのすべてがほしいと告げている。
「ん、うぁっ、……気持ちい……、い……」
拙く腰を振りながら、ロゼッタはレンナートの唇に何度もキスをする。
そもそもいつも受け身で騎乗位自体あまり経験がないロゼッタの腰使いでは、レンナートには少し物足りない。本当は両腕でロゼッタの細い腰を掴み、腰を振りたくり、狭い蜜路をこじ開けてやりたい。しかし、その焦らされるようなもどかしさがかえってレンナートを興奮させる。
密着した腰を揺らし、ロゼッタは甘い声をあげる。
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