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「んっ……、あっ……気持ちいぃ……。レンナートさん、好き……。大好き……」
うわごとのように好きと伝えられるたびに、レンナートの胸は締め付けられるように苦しくなる。
「ああ、クソ。今、……両の手でお前を抱いてやれない俺が、情けない……ッ。もどかしくて、イライラする……ッ」
思わず漏れてしまった本音に、ロゼッタはぐしゃりと顔をしかめ、そして両手をレンナートの背中に手を回した。
「……レンナートさんのかわりに、私がぎゅっとできます。そのために、結婚したんですから」
耳殻の後ろで吐息まじりに囁かれた一言に、レンナートは息を吐く。
「それは、かわいすぎる、だろうが……ッ!」
ロゼッタの丸い尻を片手で掴み、レンナートは下から彼の肉楔で柔壁の最奥を抉る。汗ばんだ肌が、触れ合ったところから溶けてしまいそうなほどに熱い。蕩けきった粘膜がきゅうきゅうとレンナートのものを締め付けた。まるでさらに奥へとレンナートを導いているようだ。油断すれば、愉悦のあまり溺れてしまいそうになる。
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