126人が本棚に入れています
本棚に追加
ロゼッタが動くたびに、胸がふるりと揺れ、それがまた視界的な快楽となってレンナートを揺さぶる。部屋に満ちるのは情事の生々しい香りと、獣じみたふたりの喘ぎ声だけ。ロゼッタの太腿が小刻みに震え始める。内部がうねり、レンナートの精をねだるように絡みついてくる。絶頂が近いのだろう。
「……ロゼッタ、ロゼッタ……ッ!」
「あぁっ……、レンナート、さんっ……!」
最奥にぎゅっと自らを押し当て、ついにレンナートはロゼッタの内部に白濁を放った。同時に絶頂に達したロゼッタが、レンナートの胸にくずおれる。ふたりの身体が密着し、どくどくとどちらのものかわからない心音が呼応するように響いた。
甘い快感の余熱と心地よい疲労感が、身体の中を揺蕩っている。ロゼッタは甘えるようにレンナートの胸に頬をすり寄せた。おそるおそる片腕でその華奢な身体を抱きしめると、ロゼッタの両腕がぎゅっと抱きしめ返してくる。
「……レンナート、さん、大好き……」
「わかった、わかったから……」
「ずっと、……一緒に……」
最初のコメントを投稿しよう!