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そこまで言って、ロゼッタはすうすうと安らかに寝息を立て始める。慣れないことを立て続けにやったため、体力の限界がきたのだろう。
自白剤を飲んで明らかになったロゼッタの本音は、最後の最後までレンナートへの愛で溢れていた。
これほどまでに切に愛され、永遠を望まれて、どうして拒否ができるだろうか。
「……ああ、敵わないなぁ。完敗だよ、まったく」
腕の中の愛おしい熱を優しく抱きしめ、レンナートはぽつりと呟いた。
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